材質 | SWP-A |
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線径・板厚 | Φ2.5㎜ |
工程 | ワイヤーフォーミング |
製作実績引張コイルばね
2つのばねが合体した形状の引張コイルばね
2つのばねが合体した形状の引張コイルばねの製作実績をご紹介します。
こちらの葵スプリングにあるワイヤーフォーミングマシンで製作いたしました。
ばねを2個使いする場合の荷重ってどうなるの?という方のために少し解説します。
【ばねを直列に2個使う(本品)のような場合】
ばね1のばね定数をK1,ばね2のばね定数をK2、合体したばねのばね定数をKとして、
1/K= 1/K1 + 1/K2 となります。
並列つなぎの時の電気抵抗(オームの法則)のような式になります。
同じバネを2つ直列合体させる場合は、ばね定数が半分になります。
【ばねを並列に2個使うような場合】
ばね1のばね定数をK1,ばね2のばね定数をK2、合体したばねのばね定数をKとして、
K= K1 + K2 となります。
同じばねを2つ並列合体させると、ばね定数は2倍になります
▲上記の写真の引張コイルばねのフック起こし方がそれぞれ異なっています。
左側の写真:ジャーマンフック・・・コイルの外径側から立ち上げたフックの形状です。
右側の写真:逆丸フック・・・コイル部の一巻をねじり起こしてフックとした形状です。
逆丸フックには形状がシンプルで専用機で製作しやすいという利点があり、
ジャーマンフックには自由長・荷重を調整しやすいという利点があります。
引張コイルばねの製作はフック起こしで苦労する場合が多いですが、
葵スプリングでは専用の金型を製作して、ばねの量産を実現しています。
ばねのお困りごとがございましたら、大阪の葵スプリング株式会社にお問い合わせください!