ばね検定 2級に4名合格しました!
みなさま いつもブログをご覧いただきありがとうございます🏭
今回は今年初めぐらい実施された"ばね検定"についてお話します。
葵スプリングでは今年度 4名の社員がばね検定の2級に合格し、
1級、2級の多くの先輩社員たちに続き 新たに線ばね2級技能士となりました!
※資格について詳しくは後述します。
5/26 月曜日 に全体朝礼を行い 合格した社員4名の表彰式を行いました。
社長から賞状とお祝いを、全社員から 大きな拍手をいただきました👏👏👏👏
葵スプリング社員のばね検定受験はかなり久しぶりということもあり、
先輩社員たちにとっては 新鮮さ+懐かしさを感じられる光景だったかもしれません。
厚生労働省から"技能士章"もいただきました🌟
製造社員のAさんは「お、かっこいいや~ん つけよっかな~」とウキウキで言っていたので、
彼の胸元には 今日からこのバッジが光っていると思います(多分)
葵スプリングでは今後もばね検定の取り組みを通じて 、
全体のレベルアップを図っていけたらと思っております🔧🔨
【葵スプリングではばね検定の資格取得支援を行っております】
・学科試験・実技試験の受験費用を全額負担
・検定対策の講習の受講費用を全額負担
・試験会場・講習会場への交通費を支給
・合格者には 報奨金を支給
・上手に教えてくれる1級技能士の先輩!←超重要
ばね検定 試験・資格概要
ばね検定とは、正しくは「技能検定」の「金属ばね製造」の試験のことです。
技能検定とは 「働くうえで必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度」であり、
合格した人は「金属ばね製造技能士」を名乗ることが出来ます。
また、「金属ばね製造」には「線ばね製造作業」「薄板ばね製造作業」の2種類があります。

▲ 2024年度のばね検定(線ばね製造作業)の内容
「学科試験 と ばね作る試験 だけじゃないの・・試験内容多くない?」とびっくりしますよね!
じつは学科・製造作業のほかにも要素試験という知識・判断を問う試験もあるのです。
検定合格のためには 実際の製作作業以外にも 勉強することがたくさんあるんですね。余談ですが 試験は1月の朝イチですので、作業する手を温めて動くようにしておくことが合格のカギです🥶
◆ 勉強・練習風景をお見せします
学科試験はばね知識全般・加工設備の知識・安全衛生を問う問題など 幅広く出題されます。
地道な学習が必要で「ばねハンドブック」を参考に過去問を5年分周回しました。
実務であまり考えることのない専門的なことも勉強しましたので、色々な知識が身につきました🖊
紙で製作したカム模型を使って、「変形カムの選定(実技試験)」の勉強をしました。
「変形カム」とは、ばねを製造するマシンのツール位置を操作するための部品ですが、
検定は「出題の形状のばねを製作するためのカムを5つから2つ選んで適切に組み合わせる」内容です。
葵スプリングでは変形カムを使用することが少ないので、受験した社員は結構みんな苦戦しました🤔
図面をみて軟線でばね模型を作成するテストの練習です。
製造現場で一般的に使用される「第三角法」で描かれたばねの図を正確に読み取り、
それを支給される芯金(鉄の棒)と銅線で形状・巻数・巻方向を合わせて製作します。
もっぱらの噂ですが 受験する年によって難易度はまちまちだそうです🤔
▲ ばねを手加工で製造する実技試験の練習
やはり技能検定のメインは製造作業試験といえると思います。
自動生産が主流の葵スプリングでは、手加工でばねを製作することが少ないので、
製造社員も含めて 全員が未経験からの練習スタートでした🔨
写真左の彼は1級技能士の先輩で、数多くの葵社員を合格に導いてきたベテラン講師です!
検定を受けてみての感想① 営業社員 K
営業社員の私は、ばね製造どころか工具を使うことすらあまり無いので、作業試験は苦労しました。
本番は工具の使用感が練習と違ってセッティングで大苦戦し、ラクな試験ではなかったと思います。
合格が発表されると 社長や多くの先輩社員から「おめでとう!」と言ってもらえて嬉しかったです。
また、本番まで練習に細かく付き合ってくださった先輩には改めて感謝したいです。
検定を受けてみての感想② 製造社員 A
自分のスキルアップ(と報奨金)のために受験しました。
思っていたよりも練習時間が取れず、大変な面もありましたが、
合格出来てホッと一安心しています。
検定を受けてみての感想③ 製造社員 M
自分のスキルアップのためと思い受験しましたが、手巻きはやったことが無いので苦労しました。
また学科試験が苦手なのですが、過去問を3~5回ぐらいやった成果が出たと思います。
まだ合格したという実感はありませんが嬉しく思います。
検定を受けてみての感想④ 製造社員 Y
私は別の部署からスプリング製造の部門に異動したこともあって、
知識・経験不足を感じていたこともあり、少しでもスキルアップしたく受験しました。
手巻きのばね作りは初めてだったので、形状・寸法を安定させるのが難しかったです。
実技・学科で講習を受けることが出来て、いろいろと経験できたことも良かったと思います。
私は40代後半で合格したので、皆様にも年齢を気にせずチャレンジしてほしいです。
検定試験は合格することも重要ですが、
ばね製作に向き合った時間や、勉強して得られたばねに関する知識を
今後の業務に活かしていく姿勢も大切だと思います!
今回の結果に満足することなく、2028年度にはみんなで1級にチャレンジしたいです!
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